ジャクソン(Jackson)
ジャクソン
ジャクソンは、ルワンダやブルンジで栽培されるブルボン系統の品種です。World Coffee Research(WCR)の品種カタログによると、インドのマイソール地方に由来し、1920年代に東アフリカの研究所へ渡った系統で、遺伝的にはブルボンの遺伝グループに入ります。ルワンダへ導入された経路は、一次資料で確認できていません。品種名の由来や、マイソールで選抜された年・経緯も確認できていません。
ルワンダ国家農業輸出開発庁(NAEB)は、同国のコーヒーは主にブルボン型のアラビカで、栽培地は標高1,900m未満と説明しています。ブルンジ輸出開発局(ODECA)のフリーウォッシュドの製品資料は、品種をレッドブルボン主体でミビリジとジャクソンを含むものとし、標高1,600〜2,100m、収穫期を3〜7月としています(その製品の仕様で、国全体の品種構成ではありません)。両国でジャクソンが占める割合を示す統計は確認できていません。豆を選ぶときは、ルワンダ・ブルンジのロットの品種欄にジャクソンの名があるかを確かめると、同じブルボン系統のなかでの違いを探す手がかりになります。
訂正(2026-10-14): 「1920年代にケニア・タンザニアを経てアフリカへ渡り、その後経路には諸説ありますがルワンダとブルンジへ広まり」と記載していましたが、World Coffee Researchの品種カタログでは、インド・マイソール由来で1920年代に東アフリカの研究所へ渡った系統とされ、ルワンダへの経路は確認できないため、ルワンダ キヴ湖周辺の記事の訂正(2026-09-29)に合わせて改めました。あわせて、一次資料で確認できない「1900年代初頭」「農園主ジャクソン氏がさび病に強い木を自園で見つけて選抜」「両国の主力品種のひとつ」「大粒で収量は高い一方、さび病や実腐病への耐性は低め」「標高1700m以上」「明るい柑橘系の酸」の記述を外しました。
ルワンダ フイエ(マラバ)
2001年設立のウォッシングステーションが紡ぐ柑橘とチョコレートの余韻
ルワンダ南部フイエ県マラバ地区、2001年設立のウォッシングステーションを擁するアバフザムガンビ協同組合の産地。ブルボン種主体のフルウォッシュが生むオレンジやチョコレート、キャラメルの甘みとクリーンな酸味。Cup of Excellenceでは同組合や傘下ステーションのロットが複数年入賞
ルワンダ キヴ湖周辺
千の丘が育む、透明なフルーツ酸とフローラルが響き合う東アフリカの結晶
キヴ湖畔の火山性高地で、レッドブルボン主体に丁寧なフリーウォッシュで仕上げるスペシャルティコーヒー。Cup of Excellenceを筆頭に国際コンペで常連となった「千の丘の国」の代名詞的ロット。オレンジ・ストーンフルーツ・ベルガモットの明るい酸と、ウーロン茶を思わせる繊細な甘みが特徴です
ブルンジ カヤンザ|コーヒーの味・産地・ルワンダ産との違い
小国の大地が育む、紅茶のように透き通るアフリカン・スイーツ
ブルンジ カヤンザのコーヒーはどんな味か。ルワンダ国境沿いの高地カヤンザで、レッドブルボン主体にフリーウォッシュで仕上げる希少スペシャルティです。ブラックティーや白桃のような透明感ある甘みとフローラルな余韻が特徴で、隣国ルワンダ産とはまた違う小国ならではの丁寧な精製が光ります
参考文献・情報ソース