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コスタリカ トレス・リオス

イラス火山の斜面に広がる"コスタリカのボルドー"

サンホセ近郊、イラス火山の斜面に広がるトレス・リオス地区の一杯です。ハチミツ系のアロマとプラム・オレンジの甘酸っぱさと上品なバランスが持ち味です


産地情報

産地コスタリカ・カルタゴ州 ラ・ウニオン郡(トレス・リオス地区)
品種ブルボン種・カトゥーラ種・カトゥアイ種
標高1,200〜1,650m
味わいハチミツ・ナッツ・プラム・オレンジ・オールスパイス当サイトの味わいの目安です。公開ロット情報と地域の一般的傾向に基づき、特定ロットの評価や試飲記録ではありません(編集方針)。

品種情報

アラビカ種Coffea arabica最高品質

品種:ブルボン種

ICAFE(コスタリカコーヒー協会)によれば、トレス・リオスのコーヒー栽培は1820年頃に始まり、1840年代に広がった。ブルボン種の栽培が伝統的に根付き、カトゥーラ種・カトゥアイ種と並行して育てられている

  • サンホセ東郊のイラス火山斜面に位置し、ICAFEによればコーヒー栽培は1820年頃に始まった
  • S.H.B.(ストリクトリー・ハード・ビーン)は取引で使われる高地産の表記で、ICAFEの正式な等級の規定は一次資料で未確認
  • ICAFEの2025年活動報告7地域で統計を集計(地域紹介のページには掲載が残る)

トレス・リオスコーヒーとは

サンホセの東、カルタゴ州ラ・ウニオン郡を中心とするトレス・リオスは、ICAFE(コスタリカコーヒー協会)によれば1820年頃にコーヒー栽培が始まり、1840年代に広がった産地です。イラス火山の斜面に位置します。

ICAFEの地域紹介に掲載された値では、年間降雨量約2,250mm、平均気温21℃、標高1,200〜1,650mです。豆質は硬く締まったS.H.B.(Strictly Hard Bean)格付けで取引され、ICAFEの同じページでは「コスタリカのボルドー」とも紹介されています。

一方でサンホセ首都圏の拡大に伴う宅地化・商業地化が進み、コーヒー畑は縮小しています。ICAFEのウェブサイトの「8つのコーヒー地域」のページには今もトレス・リオスが掲載されていますが、ICAFEの2025年の活動報告は7地域で統計を集計しています。トレス・リオスを単独の地域から外すという公式の告知は、一次資料で確認できていません。流通・カッピングの現場では、産地の個性を評価する意味で「トレス・リオス」という産地名が使われています。コスタリカ国内の他の火山性産地では、同じく火山斜面に位置しながらもマイルドな酸味とライトボディが特徴のトゥリアルバが対照的な存在で、コスタリカ全体の産地区分の中でトレス・リオスの立ち位置を確認できます。


代表的な農園・精製所

代表的な農園

  • カフェ・ブリットCafé Britt
    📍 コスタリカ(トレス・リオス産の商品を販売)

    コスタリカのロースター。自社のコーヒー調達の方針を公開しており、「Café de Tres Ríos」の商品を販売している


精製方法

精製方法

💧

ウォッシュド

Washed / Wet Process

1
収穫→
2
果肉除去→
3
水洗い・発酵→
4
乾燥→
5
脱穀
ボディ
2/5
クリアさ
5/5
発酵感
2/5

豆本来の味が際立つクリーンカップ。明るい酸味とクリアな風味が特徴

トレス・リオスは伝統的にウォッシュド(水洗式)が主体の産地です。果肉除去後にタンクで発酵・水洗いを行うことで、ブルボン種の甘さがクリアに出やすいとされます。近年はコスタリカ全土でハニープロセスのミクロミルが広がっていますが、トレス・リオスは歴史的にウォッシュド中心の産地として評価されてきました。


フレーバーチャート

フレーバーチャート

酸味苦味甘みコク香り
酸味
苦味
甘み
コク
香り

公開ロット情報と地域の一般的傾向に基づく編集上の目安です。特定ロットの評価や試飲記録ではありません(編集方針)。


おすすめの焙煎度

おすすめの焙煎度

ライト焙煎深煎り

ミディアム ロースト


ポジショニングマップ

ポジショニングマップ

苦味酸味コク軽いコスタリカ トレス・リオスコスタリカ タラスエチオピア イルガチェフェグアテマラ アンティグアインドネシア マンデリンG1ブラジル サントスNo.2

淹れ方のポイント

  • お湯の温度:88〜92℃
  • 挽き目:中細挽き
  • 抽出方法:ペーパードリップ推奨(ハチミツ・ナッツのアロマが立ちやすい)
  • 豆の量:11〜13g / 200ml(11g → プラムとオレンジの軽やかな酸味、13g → ハチミツとオールスパイスの厚みが出る)

📏 基準のエビデンス

  • 豆の量:SCA(スペシャルティコーヒー協会)家庭用ブリューワー規格(SCA Standard 310)の目安 55g/kg(約1:18、200mlで11g)/日本式 1:14〜1:16(200mlで12〜14g)。本ブログは焙煎度別に世界寄りの中間値を採用
  • お湯の温度:SCA基準 90〜96℃(93℃±3)/日本式は焙煎度に応じて低めを好む(特に深煎り82〜85℃)。本ブログは焙煎度別に世界+日本式の折衷を採用
  • 出典:SCA Coffee Standards / Specialty Coffee Association

訂正(2026-09-29): トレス・リオスのコーヒー栽培を「1875年にフアン・ホセ・モンテアレグレ(ガジェゴス)がサンフアン・デ・トレス・リオスの農園『アグアス・クラーラス』で始めた」「以来150年近く」と記載していましたが、ICAFE(コスタリカコーヒー協会)の地域紹介では、この地域の栽培は1820年頃に始まり1840年代に広がったとされていました。地域の栽培の始まりをICAFEの記述に改め、1875年の人物・農園による栽培開始は一次資料で確認できなかったため、本文・品種欄・生産者欄から削除しました(アグアス・クラーラス農園の紹介欄も削除しました)。「コスタリカ最古参の産地のひとつ」「最も歴史の古いコーヒー産地のひとつ」は一次資料で確認できなかったため削除しました。「ICAFEは2025年6月に地域区分を再編し、トレス・リオスは単独の地域としては廃止され、バジェ・セントラルに統合された」と記載していましたが、出典は報道だけで、ICAFEの「8つのコーヒー地域」のページには今もトレス・リオスが掲載されており、廃止の公式告知は確認できませんでした。確認できたのは、ICAFEの2025年の活動報告が7地域で統計を集計していることで、この範囲に改めました。カフェ・ブリットが「カップ・オブ・ブルボン」と呼ぶという記述と、同社のトレス・リオスのブルボン種の集荷網は一次資料で確認できなかったため削除し、同社の調達方針の公開とトレス・リオス産の商品の販売という確認できた範囲に改めました。「イラス山麓の小規模生産者組合」の紹介欄と、その標高(1,300〜1,600m)も一次資料で確認できなかったため削除しました。なお、標高1,200〜1,650m、年間降雨量約2,250mm、「コスタリカのボルドー」という呼び名はICAFEの地域紹介の掲載値・表現として確認できたため、出典をICAFEとして残し、平均気温21℃を加えました。あわせて、品種欄でブルボン種を「コスタリカ屈指の古典品種」としていましたが、この評価は一次資料で確認できなかったため削除しました。

訂正(2026-09-30): 抽出の目安で「SCA(米スペシャルティコーヒー協会)Golden Cup基準」と記載していましたが、SCA(スペシャルティコーヒー協会)は米国のSCAAと欧州のSCAEが2017年に統合した団体で、「Golden Cup」は旧SCAAの名称のため、「SCA(スペシャルティコーヒー協会)家庭用ブリューワー認証の基準」に改めました。比率(55g/L、約1:18、200mlで11g)は変更していません。同日、この基準を示していた2017年の認証要件の文書がSCAのサイトで公開されなくなっていたため、現行の家庭用ブリューワー規格(SCA Standard 310-2021、水1kgに豆55g)の表記にそろえました。

訂正(2026-10-15): 説明文と特徴で「S.H.B.格付けの締まった豆質が生む上品なバランス」と記載していましたが、S.H.B.・H.B.などの表記についてICAFEの正式な等級の規定を一次資料で確認できておらず(中南米コーヒー産地大全・国別ページでも未確認としています)、等級と豆質・味わいを結ぶ根拠もないため、取引で使われる表記であることを明記し、豆質と味わいの因果の記述を外しました。

訂正(2026-10-16): 副題で「イラス火山が育む“コスタリカのボルドー”」、説明文で「イラス火山の火山灰土壌が育むトレス・リオス地区の一杯です」、品種欄の特徴で「火山灰由来の肥沃な土壌が保水力とミネラル分を供給」、本文で「イラス火山の火山灰土壌の恩恵を受けてきました」「火山灰土壌とブルボン種が生む個性を評価する意味で」、精製方法の節で「火山灰土壌由来のミネラル感とブルボン種の甘さがクリアに出やすいとされます」と記載していましたが、火山(火山灰・火山性土壌)と風味の因果を示す一次資料は確認できなかったため、副題を「イラス火山の斜面に広がる“コスタリカのボルドー”」、説明文を「イラス火山の斜面に広がるトレス・リオス地区の一杯です」、本文を「イラス火山の斜面に位置します」「産地の個性を評価する意味で」「ブルボン種の甘さがクリアに出やすいとされます」に改め、品種欄の特徴の項目は削除しました。あわせて、本文で「雨季と乾季がはっきり分かれる気候とこの立地が、酸味・甘み・ボディのバランスが取れたカップを生みます」と記載していましたが、気候と風味の因果を示す一次資料は記事で示していなかったため、削除しました。


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