ブルボン(Bourbon)
ブルボン
台湾 古坑
台湾コーヒー発祥の地、御用珈琲の記憶
雲林県古坑は台湾コーヒー発祥の地とされ、日本統治時代に皇室献上品「御用珈琲」と呼ばれた歴史を持ちます。標高275〜1,300mの複数エリアで栽培され、2020年には嵩岳咖啡莊園の藝伎種がCQI評価89.25点でブラジルと並ぶ世界最高スコアを記録しました
パプアニューギニア イースタンハイランズ州
コーヒー研究の拠点が支える小農家3000軒のオーガニック産地
PNG第2位の産地イースタンハイランズ州は、ゴロカとカイナントゥを核に標高1,548〜1,898mでコーヒーを栽培。国営研究所アイユラと、プロサ・オカパ地区の小農家組合HOACがオーガニック・フェアトレードの品質を支える
タイ ドイチャン
アヘン畑から高地アラビカへ、アカ族が築いた協同組合
タイ北部チェンライ県ドイチャン、アヘン代替作物政策のもとアカ族・リス族が育てたアラビカが標高900〜1,600mで62人の農家協同組合による直接輸出モデルへ成長、ダークチョコレートとキャラメル、オレンジ系シトラスが層をなす東南アジア屈指のスペシャルティ産地
コンゴ民主共和国 イトゥリ
内戦後の和解事業から育った、グレープフルーツ薫るブルボン
コンゴ民主共和国北東部イトゥリ州は1936年のベルギー植民地期に導入されたブルボン系統を残す産地 2003年の紛争終結後、UNDPが元戦闘員の社会復帰事業としてコーヒー栽培を導入し、協同組合主導でマイクロウォッシングステーション網が広がる復興途上の希少ロット
グアテマラ アカテナンゴ
活火山フエゴの灰が育む、ナチュラル精製の果実味
グアテマラANACAFE認定8地域の一つアカテナンゴ渓谷は標高1,300〜2,000m 活火山フエゴの隣で農園を営み噴火の灰がミネラル豊富な土壌を作る De La Genteパートナーの小規模生産者組合はナチュラル精製でマンゴーやきび砂糖のような甘みを引き出す
ペルー プーノ
2010年SCAA世界一、コカ畑から生まれ変わった渓谷
ペルー南東部プーノ県サンディア郡、アンデスと熱帯雨林が接する渓谷。標高1,600〜2,000mでティピカ主体のフルウォッシュド、協同組合セコバサが2010年SCAA世界一「トゥンキ」を産んだ。かつてコカ栽培地だった谷がコーヒーで生まれ変わった希少産地
エルサルバドル チャラテナンゴ
アロテペック・メタパン山系から生まれる多様なマイクロロット
エルサルバドル北部、アロテペック・メタパン山系に位置するチャラテナンゴのコーヒーを、2007年カップ・オブ・エクセレンス首位ロットと現在流通する生産者ロットの記録から読み解きます
メキシコ チアパス
中米最大の雲霧林、エル・トリウンフォが育む協同組合コーヒー
メキシコ南部チアパス州、ユネスコ生物圏保護区エル・トリウンフォの緩衝地帯標高1,200〜1,750mで栽培されるアラビカ。CESMACHとフィンカ・トリウンフォ・ベルデという2つの協同組合が、先住民農家とともにブルボン・ティピカを手摘みし平均カッピング85点超の水洗式コーヒーを生み出す産地です
ルワンダ フイエ(マラバ)
最古のウォッシングステーションが紡ぐ柑橘とチョコレートの余韻
ルワンダ南部フイエ県マラバ地区、2001年設立の同国最古のウォッシングステーションを擁するアバフザムガンビ協同組合の産地。ブルボン種主体のフルウォッシュ精製で、オレンジやチョコレート、キャラメルを思わせる甘みとクリーンな酸味が際立つCup of Excellence常連ロット
コスタリカ トレス・リオス
イラス火山が育む"コスタリカのボルドー"
サンホセ近郊、イラス火山の火山灰土壌が育むトレス・リオス地区の一杯です。ハチミツ系のアロマとプラム・オレンジの甘酸っぱさ、S.H.B.格付けの締まった豆質が生む上品なバランスが持ち味です
ベトナム ダラット
ロブスタ大国が育てる幻の高地アラビカ
生産量の95%がロブスタというベトナムで、標高1,500m級の高原だけが持つアラビカの顔。カウダットが世界的ロースターに認められた理由を探ります
ホンジュラス コパン
グアテマラ国境の陰樹栽培が生むチョコレートと柑橘の調和
ホンジュラス西部コパン県、標高1,000〜1,700m。グアテマラ・ウエウエテナンゴと地質を共有する冷涼な高地で、98%が陰樹栽培。カトゥーラ・カトゥアイ・ブルボン・レンピラ種がキャラメルと柑橘の甘い香りを育む
グアテマラ ウエウエテナンゴ
非火山性の高地とフェーン風が生む、ワインのような酸
メキシコ国境の非火山性山脈クチュマタネスに位置するウエウエテナンゴ。メキシコ側から吹く乾いた熱風が霜害を防ぎ、標高2,000m級での栽培を可能にしています。ANACAFEが「上質で強い酸とワインのような風味」と評する、グアテマラで最も標高の高い産地です
ペルー カハマルカ
生産量国内最大22%、アンデス北部の小規模農家が紡ぐ柑橘とフローラル
ペルー北部カハマルカ州、標高1,400〜2,050mのアンデス北部高地。国内生産シェア最大22%を占める最大産地で、カトゥーラ・ティピカ・ブルボン主体のウォッシュド。協同組合APROCASSIが小規模農家を束ね、柑橘・フローラル・アプリコットの清澄な甘みを生む
バリ キンタマーニ
インドネシア初のGI認定が刻む火山カルデラの柑橘フローラルコーヒー
バリ島キンタマーニ高原は標高900〜1,700mの火山性土壌にブルボン・ティピカを育てるインドネシア初のGI認定産地。トリ・ヒタ・カラナ哲学に根ざした100%オーガニック農法から、柑橘とホワイトフラワーのクリーンな一杯が生まれる
グレナダ グランエタン
ナツメグの木陰で育つカリブ海の隠れたアラビカ
スパイス島と称されるカリブ海の島国グレナダ。セント・キャサリン山の斜面450〜900mで、ナツメグやシナモンの木陰に守られながら育つアラビカは、スパイス・ダークチョコレート・シトラスの個性的なフレーバーを纏う
トリニダード・トバゴ ノーザンレンジ
カカオの島が育む、チョコレートとキャラメルの深い一杯
カリブ海最南端の島国トリニダード・トバゴ。ノーザンレンジの山麓に広がるコーヒー農園は、18世紀スペイン植民地時代から続く歴史を持つ。ボア・イモーテルの日陰で育ったアラビカ種は、ダークチョコレート・キャラメル・トロピカルフルーツが溶け合う独特の風味を生み出す
アンゴラ ウィジェ
かつて世界第3位、内戦を越えて甦るアンボイム・ロブスタ
1970年代に世界第3位の生産国として輝いたアンゴラが内戦で荒廃した農園から半世紀を経て復活しつつあり、ウィジェ州固有品種アンボイム・ロブスタとフワンボ高地のアラビカがアフリカの眠れる巨人の新章を刻む
バヌアトゥ タナ島
活火山の灰が育む南太平洋のオーガニック・スペシャルティ
南太平洋バヌアトゥ諸島のタナ島。活火山ヤスール山の火山灰が堆積した土地で1852年から育まれてきたアラビカ種が、1,000人超の小規模農家とINIKコープの連携によりフェアトレード・オーガニック認証つきのスペシャルティコーヒーとして世界市場へ届けられる
ネパール グルミ
ヒマラヤの麓で育つ高地アラビカ——ブルボン&ティピカが生む透明感とフローラルな甘み
1938年に栽培が始まったネパール発祥の地グルミ。標高1,000〜1,600mの山岳高地でウォッシュド精製されるブルボン・ティピカ主体のアラビカは、フローラルな香り・ストーンフルーツ・チョコレートの複合が際立つスペシャルティグレードです
マダガスカル マンドリツァラ/アンチラベ
世界60種以上のコーヒー固有種を擁する生物多様性の島で育つ希少アラビカ
マダガスカルは60種超のCoffea固有種を持つコーヒー生物多様性の宝庫。中央高地のブルボン系アラビカはナチュラル精製で花と果実の繊細な香りを持ち、マンドリツァラ産は近年スペシャルティ市場で注目
ベネズエラ メリダ州/タチラ州
19世紀の輸出大国から静かな復興へ——アンデスが育む甘みとクリーンネス
かつて世界第2位のコーヒー輸出国だったベネズエラ。メリダ州・タチラ州のアンデス高地では標高1,200〜2,000m以上でティピカ・ブルボンを中心としたアラビカが育つ。石油依存と政治経済混乱で衰退した後、2020年代にスペシャルティグレード「ラバド・フィノ」を軸に輸出が急回復している
コンゴ民主共和国 キブ
紛争を越えて復活した、ヴィルンガの火山が育む復興のコーヒー
ルワンダ国境にまたがるキブ湖周辺の高地で、ブルボン主体に丁寧なフリーウォッシュで仕上げる希少なスペシャルティコーヒーです。1989年のピーク後、内戦とコーヒーさび病で壊滅した産業を、SOPACDIなど協同組合主導で復興させた歴史的ロット。ライム・イチジク・ダークチョコの多層的なカップが特徴です
オーストラリア スカイベリー
南半球の高原で育つアラビカの先駆者
クイーンズランド州マリーバの高原で育つオーストラリア・スカイベリーのコーヒーです。1987年に開園した同国初の商業プランテーションが生み出すバターのようなボディと柑橘・キャラメルの調和が魅力です
プエルトリコ ヤウコ・セレクト
19世紀に欧州王室を魅了したカリブの銘品
かつてバチカンや欧州王室に献上されたプエルトリコ産コーヒー。西部山岳地帯ヤウコで育つ「ヤウコ・セレクト」は、なめらかなボディと上品なチョコレートの甘みが特徴の希少な逸品です
ニカラグア ヒノテガ
中米の新星・シェードグロウンが育む穏やかな甘み
中米ニカラグアの高地で育てられたコーヒーです。ヒノテガ・マタガルパ産のウォッシュドは、ブラウンシュガー・ミルクチョコ・柑橘系の穏やかな酸味が調和したバランス型です。シェードグロウン(木陰栽培)と有機農法が生み出す、クリーンで飲みやすい味わいが特徴です
エルサルバドル サンタアナ
中米の隠れた宝石――ブルボンの甘み
中米最小国ながら、サンタアナ火山が育む高品質コーヒーの産地です。在来ブルボン種が生み出すミルクチョコレートとキャラメルの繊細な甘みは、スペシャルティ愛好家から高い評価を受けています
ガラパゴス サンクリストバル
孤立した楽園が育む、奇跡のコーヒー
ダーウィンの進化論で名高いガラパゴス諸島で育つ希少な完全有機コーヒーです。独特の生態系が生み出す、クリーンで繊細な甘みは一度飲んだら忘れられない味わいです
グアテマラ アンティグア
火山の恵みが育む、中米コーヒーの王道
8つの主要産地を持つグアテマラは、火山性土壌と標高がもたらすコクと甘みが魅力です。アンティグア、ウエウエテナンゴなど各地で個性豊かなロットが生まれる、中米スペシャルティを代表する産地です
ブラジル サントスNo.2
世界標準のナチュラル――チョコとナッツが折り重なる濃密な一杯
ブラジルを代表するグレード「サントスNo.2」。完熟チェリーをそのまま乾燥させたナチュラル精製で、ダークチョコレート・アーモンド・キャラメルの香りが重なり、低酸味でだれでも飲みやすい王道の味わいです
ホンジュラス マルカラ
中米の隠れた実力派、急成長する高地の恵み
2011年以降輸出量が急増し、中米最大のコーヒー生産国となったホンジュラスです。コパン・マルカラなど各地域で個性の異なる高品質豆を生み出す、いま注目の産地です
タンザニア キリマンジャロ
アフリカの屋根が育てる力強い酸味
アフリカ最高峰キリマンジャロ山の麓に広がるコーヒー畑。力強い酸味とフルーティーな香りが織りなす、東アフリカを代表する一杯です