ロブスタ(Robusta)
ロブスタ
カメルーン ムングォ地方
火山とドイツ植民地鉄道が育てた沿岸ロブスタの中心地
カメルーン沿岸リトラル州ムングォ県ンコンサンバ、標高800〜860m。マネングーバ火山の裾野で全国生産の9割近くを占めるロブスタを育て、1911年ドイツ鉄道が今も輸出を支える産地。チョコレートとナッツの力強いカップが特徴
コモロ グランドコモロ
インド洋の孤島が宿す天然無カフェインの野生コーヒー
インド洋コモロ諸島のグランドコモロ火山斜面で育つロブスタと、世界唯一の天然無カフェイン野生種コフェア・フンブロティアナ。600〜1,000mの湿潤な火山林が生む深みある土っぽさとトロピカルスパイスの余韻
ギニア ジアマ=マセンタ
西アフリカ初の地理的表示が守る——熱帯雨林のロブスタ旗手
西アフリカのジアマ=マセンタ熱帯雨林が育むロブスタ。OAPIが認定した西アフリカ初のコーヒーGIを持ち、スパイシー・カカオ・バター様のなめらかな余韻が特徴の希少産地
シエラレオネ 東部州
野生に眠る第4のコーヒー、世界が注目するステノフィラ復活の産地
19世紀に"ハイランドコーヒー"として欧州を席捲したCoffea stenophyllaが、内戦と忘却を経て西アフリカの森で再発見された——シエラレオネ東部州が持つ唯一無二のコーヒー遺産
サモア ウポル
南太平洋の火山土壌と有機農家が育てるコーヒー
南太平洋の火山土壌が育む有機アラビカ、WIBDが支える300人の小農家がニュージーランドへ直接輸出するサモアのスペシャルティ産地
トーゴ クパリメ
西アフリカの修道院が育む——在来ロブスタとハイブリッドが共存する丘陵コーヒー
西アフリカ小国トーゴ、プラトー地方のクパリメ丘陵。1961年創設のベネディクト修道院が在来ロブスタ・アラビカ・ハイブリッド品種を栽培し、地域農家と共に保ってきた特異なコーヒー文化
サントメ モンテカフェ
赤道直下の火山島が育む、熱帯雨林シェードの秘境アラビカ
ギニア湾の火山島サントメ・プリンシペで1858年創設のロサ・モンテカフェを中心に約250人の農家が有機栽培するアラビカで、ナッツ・カカオ・ストーンフルーツと柔らかな酸味が赤道直下の秘境産地らしい唯一無二のカップを生む
アンゴラ ウィジェ
かつて世界第3位、内戦を越えて甦るアンボイム・ロブスタ
1970年代に世界第3位の生産国として輝いたアンゴラが内戦で荒廃した農園から半世紀を経て復活しつつあり、ウィジェ州固有品種アンボイム・ロブスタとフワンボ高地のアラビカがアフリカの眠れる巨人の新章を刻む
カンボジア モンドゥルキリ高原
森と少数民族ブノン族が守る赤土の高地ロブスタ
カンボジア東部、ベトナム国境に接するモンドゥルキリ州。標高700〜1,000mの赤土台地で、フランス植民地期に持ち込まれた古木ロブスタと2018年導入のカティモールが、少数民族ブノン族と小規模農園PIDAの手で森林共生型のナチュラル精製として再生されつつある
コートジボワール マン山地
西アフリカの高地が生んだ「大統領のコーヒー」——アラブスタが結ぶロブスタの力とフローラルの繊細さ
西アフリカ最大のコーヒー輸出国コートジボワール。マン山地(標高600〜800m)で育つアラブスタ(ロブスタ×アラビカ交配種)は、ダークチョコ・スパイス・フローラルが重なる独自プロフィールを持つ
インドネシア コピ・ルアック
世界一希少な動物発酵コーヒー
ジャコウネコの消化酵素が生み出す、世界で最も有名な希少コーヒー。その独特の風味と背景にある倫理的問題を考えます
ベトナム ブオンマトゥオット
独自のコーヒー文化を生んだ世界第2位の産地
ロブスタ種主体の力強い苦味と、練乳を使ったカフェ・スア・ダという独特の飲み方。世界第2位の生産量を誇るベトナムコーヒーの魅力を探ります