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東ティモール エルメラ

ハイブリド・デ・ティモールが生まれた国、エルメラ高地の一杯

1920年代に東ティモールでアラビカとロブスタ(カネフォラ)の自然交雑から生まれた「ハイブリド・デ・ティモール」の国。主要産地エルメラの高地では、小農家がティピカとハイブリド・デ・ティモールを栽培しています


産地情報

産地東ティモール・エルメラ県
品種ティピカ種・ハイブリド・デ・ティモール
標高一次資料で未確認
味わいダークチョコレート・アーシー・スパイス・しっかりしたボディ・穏やかな酸味当サイトの味わいの目安です。公開ロット情報と地域の一般的傾向に基づき、特定ロットの評価や試飲記録ではありません(編集方針)。

品種情報

アラビカ種Coffea arabica最高品質

品種:ティピカ種・ハイブリド・デ・ティモール(Hibrido de Timor)

World Coffee Research(WCR)によれば、ハイブリド・デ・ティモールは1920年代に東ティモールでアラビカとカネフォラ(ロブスタ)の自然交雑から生じ、サビ病抵抗性の育種に利用された(カティモール・サルチモール等の交配親)。エルメラ県では従来のティピカ種とハイブリド・デ・ティモールが小農家の手で混栽され、シェードツリーの下で栽培されている

  • 1920年代に東ティモールで自然交雑から生じたサビ病抵抗性の品種
  • エルメラ県東ティモールの主要なコーヒー産地
  • 小農家中心のシェードツリー栽培

東ティモール・エルメラとは

東ティモール(ティモール・レステ)は、東南アジアの島国でありながら本格的なアラビカコーヒー産地として知られています。 World Coffee Research(WCR)によれば、1920年代に東ティモールでアラビカ種とカネフォラ種(ロブスタ)が自然に交雑し、サビ病抵抗性を持つハイブリド・デ・ティモールが生じました。 この品種は後にサビ病抵抗性の育種に利用され、カティモール・サルチモール等の交配親となりました。

エルメラ県は、東ティモール政府の紹介でも主要なコーヒー産地として挙げられる地域で、高地に小農家が点在しています。 伝統的なシェードツリー栽培が中心です。


代表的な産地・農協

代表的な農園

  • クーペラティーバ・カフェ・ティモール(CCT)Cooperativa Café Timor (CCT)
    📍 東ティモール・エルメラ県/アイナロ県/レキサ地区

    NCBA CLUSA(米国の協同組合開発団体)の年報によれば、米国国際開発庁(USAID)の支援のもとで1994年に設立された協同組合。フェアトレード・オーガニック認証取得。ティピカとハイブリド・デ・ティモールが主体

  • レテフォホ地区Letefoho Subregion
    📍 東ティモール・エルメラ県レテフォホ

    エルメラ県のコーヒー産地。東ティモール首相府の資料では、収穫期は6〜8月


精製方法

精製方法

💧

ウォッシュド

Washed / Wet Process

1
収穫→
2
果肉除去→
3
水洗い・発酵→
4
乾燥→
5
脱穀
ボディ
2/5
クリアさ
5/5
発酵感
2/5

豆本来の味が際立つクリーンカップ。明るい酸味とクリアな風味が特徴


フレーバーチャート

フレーバーチャート

酸味苦味甘みコク香り
酸味
苦味
甘み
コク
香り

公開ロット情報と地域の一般的傾向に基づく編集上の目安です。特定ロットの評価や試飲記録ではありません(編集方針)。


おすすめの焙煎度

おすすめの焙煎度

ライト焙煎深煎り

ミディアム ロースト


ポジショニングマップ

ポジショニングマップ

苦味酸味コク軽い東ティモール エルメラエチオピア イルガチェフェインドネシア マンデリンG1ベトナム ロブスタタンザニア キリマンジャロブラジル サントスNo.2

淹れ方のポイント

  • お湯の温度:88〜92℃
  • 挽き目:中粗挽き(ボディの厚みとアーシーな複雑さを引き出す)
  • 抽出方法:ペーパードリップ・フレンチプレスどちらも好相性
  • 豆の量:12〜14g / 200ml(12g → ダークチョコレートとスパイスがクリーンに広がる、14g → 重厚なボディとアーシーな余韻が際立つ)

📏 基準のエビデンス

  • 豆の量:SCA(スペシャルティコーヒー協会)家庭用ブリューワー規格(SCA Standard 310)の目安 55g/kg(約1:18、200mlで11g)/日本式 1:14〜1:16(200mlで12〜14g)。本ブログは焙煎度別に世界寄りの中間値を採用
  • お湯の温度:SCA基準 90〜96℃(93℃±3)/日本式は焙煎度に応じて低めを好む(特に深煎り82〜85℃)。本ブログは焙煎度別に世界+日本式の折衷を採用
  • 出典:SCA Coffee Standards / Specialty Coffee Association

訂正(2026-09-29): ハイブリド・デ・ティモールについて、エルメラを「発祥の地」とし「世界のコーヒー産業を救った」と記載していましたが、World Coffee Research(WCR)で確認できたのは、1920年代に東ティモールでアラビカとカネフォラ(ロブスタ)の自然交雑から生じ、サビ病抵抗性の育種に利用されたことでした。この範囲に改め、エルメラでの発見と「産業を救った」という評価は一次資料で確認できなかったため削除しました(説明文の「20世紀初頭」もWCRの「1920年代」に改めました)。「エルメラ県が国全体の生産量の約半分を占める最大産地」と記載していましたが、東ティモール政府の紹介で確認できたのはエルメラが主要な産地であることで、約半分という比率と「最大」は確認できなかったため削除しました。副題の「世界最大級のオーガニック産地」、説明文の「オーガニック認証率の高さでも世界屈指」、本文の「世界有数のオーガニック生産地」、品種欄の「オーガニック比率が極めて高い」と、生産者欄の「世界最大級のオーガニック認定協同組合」は、世界との比較や認証の比率を示す一次資料がなかったため削除しました(あわせて、これと結びついた「化学肥料を使わない」「有機的に栽培」の記述も外しました)。クーペラティーバ・カフェ・ティモール(CCT)を「1994年に米国NCBA・USDAの支援を受けて設立」と記載していましたが、NCBA CLUSAの年報では、CCTはUSAID(米国国際開発庁)の支援のもとで1994年に設立されたとされていました。USDAを誤りとしてUSAIDに改めました。「約2万人の組合員」は基準時点を一次資料で確かめられなかったため削除しました。エルメラを「ラメラウ山周辺」「ラメラウ山の雲霧に包まれた」と記載していましたが、東ティモール政府とアイナロ県の資料では、ラメラウ山(2,960m)はアイナロ県側に位置していたため削除しました。標高「1,200〜1,800m」、CCTの「800〜1,600m」、レテフォホの「1,300〜1,900m」、アツァベの「1,400〜1,600m」は一次資料で確認できなかったため削除し、産地情報の標高は未確認と明記しました。CCTの収穫期を「6〜10月」と記載していましたが、東ティモール首相府の資料で確認できたのはレテフォホの収穫期が6〜8月であることでした。レテフォホの欄にこの値を記し、CCTの収穫期は削除しました。レテフォホを「エルメラ県の中でも最も標高が高い地区」とする記述と、その品質の評価、アツァベ地区の紹介欄は一次資料で確認できなかったため削除しました。

訂正(2026-09-30): 抽出の目安で「SCA(米スペシャルティコーヒー協会)Golden Cup基準」と記載していましたが、SCA(スペシャルティコーヒー協会)は米国のSCAAと欧州のSCAEが2017年に統合した団体で、「Golden Cup」は旧SCAAの名称のため、「SCA(スペシャルティコーヒー協会)家庭用ブリューワー認証の基準」に改めました。比率(55g/L、約1:18、200mlで11g)は変更していません。同日、この基準を示していた2017年の認証要件の文書がSCAのサイトで公開されなくなっていたため、現行の家庭用ブリューワー規格(SCA Standard 310-2021、水1kgに豆55g)の表記にそろえました。


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