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エクアドル ピチンチャ

首都キトを望むアンデス西斜面の雲霧林と、北隣インタグ渓谷の生産者組合

エクアドル中北部ピチンチャ県、首都キト周辺のアンデス西斜面に広がる雲霧林の産地。ウォッシュド精製で、チョコレート・キャラメル・柑橘の風味。北隣インバブラ県インタグ渓谷の生産者組合AACRI(Rio Intag)もあわせて紹介


産地情報

産地エクアドル・ピチンチャ県(首都キト近郊アンデス北部)
品種アラビカ(県内の品種構成は一次資料で未確認)
標高一次資料で未確認(アンデス西斜面・雲霧林)
味わいチョコレート・キャラメル・トフィー・ローストアーモンド、柑橘と蜂蜜の甘み当サイトの味わいの目安です。公開ロット情報と地域の一般的傾向に基づき、特定ロットの評価や試飲記録ではありません(編集方針)。

品種情報

アラビカ種Coffea arabica最高品質

品種:アラビカ(県内の品種構成は未確認)

エクアドル農業省(MAG)の2023年の報告は、ピチンチャ県内のアラビカ生産者を調査対象に含めている。県内で栽培される品種の構成(ティピカ・カトゥーラの比率など)は一次資料で確認できていない。赤道直下ながらアンデス西斜面の雲霧林という冷涼な環境で、コーヒーチェリーがゆっくり成熟することが風味の土台になっている

  • 首都キト近郊、アンデス西斜面の雲霧林テロワール
  • MAGの2023年報告で県内のアラビカ生産を調査
  • 北隣インバブラ県のインタグ渓谷で在来樹種の日陰で育つアグロフォレストリー栽培

エクアドル・ピチンチャコーヒーとは

エクアドル(Ecuador) のコーヒーは、南部のロハ県・サモラ・チンチペ県、離島のガラパゴス諸島に加え、首都キトを擁する中北部の ピチンチャ県(Pichincha) でも栽培されています。エクアドル農業省(MAG)の2023年の報告は、ピチンチャ県内のアラビカ生産者を調査対象に含めています(県内の主な郡・生産量・品種の分布は一次資料で確認できていません)。ピチンチャ山の裾野からアンデス西斜面にかけて広がる雲霧林(クラウドフォレスト)が、赤道直下でありながら冷涼な栽培環境をコーヒーチェリーに与えています。栽培標高の幅は、一次資料で確認できていません。

ピチンチャ県の北隣、インバブラ県(Imbabura) コタカチ郡の インタグ渓谷(Valle de Intag) には、生産者組合 AACRI(Asociación Agroartesanal de Caficultores Río Íntag、リオ・インタグ農産コーヒー生産者協会) があります。団体の公式サイトでは、所在地をコタカチ郡アプエラ教区としています。インバブラ県政府の資料には生産者168人と記載されています(資料作成時点の値)。在来樹種の日陰で育てたコーヒーを「Café Rio Intag」として流通させています。

エクアドル全体のコーヒー生産量は、USDA FAS(米国農務省海外農業局)の資料で 35.5万袋(60kg袋、2024/25年度) と、隣国コロンビアなど中南米の主要産地と比べると小規模です。国内消費の増加により輸出量は近年減少傾向にありますが、ピチンチャ・ロハ両県のスペシャルティロットは国際的な評価を着実に高めています。


代表的な産地・生産者

代表的な農園

  • AACRI(Rio Intag)Asociación Agroartesanal de Caficultores Río Íntag
    📍 エクアドル・インバブラ県コタカチ郡アプエラ教区(インタグ渓谷、ピチンチャ県の北隣)

    団体公式サイトの所在地はコタカチ郡アプエラ教区。インバブラ県政府の資料では生産者168人(資料作成時点の値)。在来樹種の日陰でのアグロフォレストリー栽培で、手摘み・天日乾燥・ハンドソートを経たコーヒーを「Café Rio Intag」として流通させる


精製方法

精製方法

💧

ウォッシュド

Washed / Wet Process

1
収穫→
2
果肉除去→
3
水洗い・発酵→
4
乾燥→
5
脱穀
ボディ
2/5
クリアさ
5/5
発酵感
2/5

豆本来の味が際立つクリーンカップ。明るい酸味とクリアな風味が特徴


フレーバーチャート

フレーバーチャート

酸味苦味甘みコク香り
酸味
苦味
甘み
コク
香り

公開ロット情報と地域の一般的傾向に基づく編集上の目安です。特定ロットの評価や試飲記録ではありません(編集方針)。


おすすめの焙煎度

おすすめの焙煎度

ライト焙煎深煎り

ミディアム ロースト


ポジショニングマップ

ポジショニングマップ

苦味酸味コク軽いエクアドル ピチンチャエクアドル ロハブラジル サントスNo.2コロンビア ウイラグアテマラ ウエウエテナンゴインドネシア マンデリンG1

淹れ方のポイント

  • お湯の温度:88〜92℃
  • 挽き目:中挽き
  • 抽出方法:ペーパードリップ/フレンチプレス(チョコレート・キャラメルのコクを引き出す)
  • 豆の量:12〜14g / 200ml(12g → 柑橘と蜂蜜の軽やかさが際立つ、14g → キャラメルとナッツのコクが厚みを増す)

📏 基準のエビデンス

  • 豆の量:SCA(スペシャルティコーヒー協会)家庭用ブリューワー規格(SCA Standard 310)の目安 55g/kg(約1:18、200mlで11g)/日本式 1:14〜1:16(200mlで12〜14g)。本ブログは焙煎度別に世界寄りの中間値を採用
  • お湯の温度:SCA基準 90〜96℃(93℃±3)/日本式は焙煎度に応じて低めを好む(特に深煎り82〜85℃)。本ブログは焙煎度別に世界+日本式の折衷を採用
  • 出典:SCA Coffee Standards / Specialty Coffee Association

目的別に次に読む


訂正(2026-09-29): インタグ渓谷とAACRI(Rio Intag)の所在地を「ピチンチャ県」と記載していましたが、AACRIの公式サイトではインバブラ県コタカチ郡アプエラ教区で、エクアドル国立統計センサス局(INEC)の行政区分でもコタカチ郡はインバブラ県に属していました。ピチンチャ県の北隣の産地として紹介する形に改め、基本情報の産地欄からインタグ渓谷を外しました。AACRIについて「1998年に18世帯の生産者で設立」「現在は150家族規模」「日本・スペイン・北米へ輸出」と記載し、オーガニック認証も記していましたが、設立の経緯と輸出先は一次資料で確認できなかったため削除し、生産者数はインバブラ県政府の資料にある168人(資料作成時点の値)に改めました。有機認証は会員全体に当てはまるかを確認できなかったため、認証の表記を外しました。エクアドル全体の生産量「約35.5万袋(2024/25年度)」は米国農務省海外農業局(USDA FAS)の2024/25年度の値として出典を改めました(これまで出典に挙げていたStatistaの系列は暦年の別系列でした)。「アラビカとロブスタがほぼ半々」は一次資料で確認できなかったため削除しました。AAPROCNOPについて「異業種出身の退職者を含む12名」「14時間のアナエロビック発酵」「SCA84点以上」と紹介していましたが、出典が小売店の商品ページのみで、団体の情報を含めて一次資料で確認できなかったため、本文と生産者欄から削除しました。Finca Cruz Loma(未開拓ジャングルの農園、ハニープロセス)も一次資料で確認できなかったため削除しました。栽培標高「1,400〜2,000m」とAACRIの「約1,000〜1,800m」は記事の中で食い違っており、どちらも一次資料で確認できなかったため削除し、標高欄には未確認と明記しました。あわせて、ピチンチャ県を「もう一つの主要産地」「小規模家族農園が中心」「異業種出身者による事業性の高い農園が増えている」とした記述は、互いに食い違ううえ一次資料で確認できなかったため削除しました。また、ピチンチャ県の品種を「ティピカ・カトゥーラ主体」、産地欄に「アランビ地区など」と記載していましたが、エクアドル農業省(MAG)の2023年の報告で確認できたのは県内のアラビカ生産を調査対象に含めていることまでで、県内の主な郡・生産量・品種の分布は確認できなかったため、品種の記述と地区名を削除し、品種欄は未確認と明記しました。

訂正(2026-09-30): 抽出の目安で「SCA(米スペシャルティコーヒー協会)Golden Cup基準」と記載していましたが、SCA(スペシャルティコーヒー協会)は米国のSCAAと欧州のSCAEが2017年に統合した団体で、「Golden Cup」は旧SCAAの名称のため、「SCA(スペシャルティコーヒー協会)家庭用ブリューワー認証の基準」に改めました。比率(55g/L、約1:18、200mlで11g)は変更していません。同日、この基準を示していた2017年の認証要件の文書がSCAのサイトで公開されなくなっていたため、現行の家庭用ブリューワー規格(SCA Standard 310-2021、水1kgに豆55g)の表記にそろえました。


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