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ニカラグア ヌエバセゴビア

ホンジュラス国境のディピルト-ハラパ山系、原産地呼称カフェ・ディピルトの産地

ニカラグア北部、ホンジュラス国境のディピルト・ハラパ山系に広がるヌエバセゴビア県のコーヒー産地です。カップ・オブ・エクセレンスに出品されたフィンカ・ブエノスアイレスや、原産地呼称のカフェ・ディピルトなど、明るい酸とシトラス感が際立つ高地コーヒーが揃います


産地情報

産地ニカラグア・ヌエバセゴビア県/ディピルト-ハラパ山系(ホンジュラス国境)
品種カトゥーラ種・カトゥアイ種・カティモール種・マラゴジッペ種・マラカトゥーラ種
標高山岳地帯(産地全体の栽培標高は一次資料で未確認)
味わいシトラス・レッドフルーツ・フローラル・チョコレート、明るい酸とミディアムボディ当サイトの味わいの目安です。公開ロット情報と地域の一般的傾向に基づき、特定ロットの評価や試飲記録ではありません(編集方針)。

品種情報

アラビカ種Coffea arabica最高品質

品種:カトゥーラ種・カトゥアイ種・マラカトゥーラ種

ヌエバセゴビアではカトゥーラ・カトゥアイに加え、大粒のマラゴジッペ種や、マラゴジッペとカトゥーラを交配した「マラカトゥーラ種」も栽培される。マラカトゥーラは、パカマラ(マラゴジッペ×パカス)と並ぶ大粒の交配種として知られる

  • ニカラグア北部の山岳産地
  • ACE Nicaragua 2024で上位ロットを輩出
  • 「カフェ・ディピルト」原産地呼称
  • ホンジュラスと国境を接するディピルト・ハラパ山系

ヌエバセゴビアコーヒーとは

ヌエバセゴビア県はニカラグア北部、ホンジュラスと国境を接するディピルト-ハラパ山系に位置する産地です。山岳地帯にコーヒー農園が広がりますが、産地全体の栽培標高は一次資料で確認できていません。

Alliance for Coffee Excellence(ACE)が公表したカップ・オブ・エクセレンス(COE)ニカラグア2024の結果にも、ヌエバセゴビア産の上位ロットが含まれています。

ラス・マノス国境検問所を挟んだホンジュラス側は、同じ山塊に属するホンジュラス エルパライソの産地帯です。

産地の中心であるディピルトのコーヒーには、「カフェ・ディピルト」の原産地呼称(Denominación de Origen)があり、ニカラグア商工省(MIFIC)の2022〜2023年の国家計画にも記載されています。取得年は一次資料で確認できていません。

姉妹記事として、ヒノテガ・マタガルパを中心に紹介したニカラグア ヒノテガもご覧ください。


代表的な産地・農園

代表的な農園

  • フィンカ・ロス・ピノス(ペラルタ家)Finca Los Pinos (Familia Peralta)
    📍 ニカラグア・ヌエバセゴビア県ディピルト-ハラパ山系

    ペラルタ家の農園。経営の歴史やカップ・オブ・エクセレンスでの入賞歴は一次資料で未確認

  • フィンカ・ブエノスアイレスFinca Buenos Aires
    🏆 Nicaragua COE 2021 89.96点
    📍 ニカラグア・ヌエバセゴビア県ディピルト⛰️ 1,400〜1,700m

    マラカトゥーラ・マラゴジッペ・ハバ種などの希少品種を手がける農園。2021年のカップ・オブ・エクセレンスで89.96点を獲得し国際オークションに出品された

  • カフェトス・デ・セゴビアCafetos de Segovia
    📍 ニカラグア・ヌエバセゴビア県(ハラパ/サンフェルナンド/ディピルト他)⛰️ 1,200〜1,700m

    ヌエバセゴビアのコーヒーを扱う輸出組織。設立年・関係者・取引農園数は一次資料で未確認


精製方法

精製方法

💧

ウォッシュド

Washed / Wet Process

1
収穫→
2
果肉除去→
3
水洗い・発酵→
4
乾燥→
5
脱穀
ボディ
2/5
クリアさ
5/5
発酵感
2/5

豆本来の味が際立つクリーンカップ。明るい酸味とクリアな風味が特徴


フレーバーチャート

フレーバーチャート

酸味苦味甘みコク香り
酸味
苦味
甘み
コク
香り

公開ロット情報と地域の一般的傾向に基づく編集上の目安です。特定ロットの評価や試飲記録ではありません(編集方針)。


おすすめの焙煎度

おすすめの焙煎度

ライト焙煎深煎り

シナモン ロースト


ポジショニングマップ

ポジショニングマップ

苦味酸味コク軽いニカラグア ヌエバセゴビアニカラグア ヒノテガエチオピア イルガチェフェインドネシア マンデリンG1ベトナム ロブスタブラジル サントスNo.2

淹れ方のポイント

  • お湯の温度:88〜92℃(明るい酸とシトラスのニュアンスを引き出す)
  • 挽き目:中細挽き
  • 抽出方法:ペーパードリップ推奨。浅め〜中煎りでレッドフルーツとフローラルさが際立つ
  • 豆の量:11〜13g / 200ml(11g → シトラスとフローラルの軽やかな酸、13g → チョコレートの甘みとボディが増す)

📏 基準のエビデンス

  • 豆の量:SCA(スペシャルティコーヒー協会)家庭用ブリューワー規格(SCA Standard 310)の目安 55g/kg(約1:18、200mlで11g)/日本式 1:14〜1:16(200mlで12〜14g)。本ブログは焙煎度別に世界寄りの中間値を採用
  • お湯の温度:SCA基準 90〜96℃(93℃±3)/日本式は焙煎度に応じて低めを好む(特に深煎り82〜85℃)。本ブログは焙煎度別に世界+日本式の折衷を採用
  • 出典:SCA Coffee Standards / Specialty Coffee Association

目的別に次に読む


訂正(2026-09-29): ヌエバセゴビア県を「ニカラグア最北」「ヒノテガ・マタガルパより北」と記載していましたが、ニカラグア国土研究院(INETER)の行政区分図ではヌエバセゴビアは北部の県で、北カリブ海岸自治地域などさらに北に延びる地域があるため「ニカラグア北部」に改め、町どうしの比較は一次資料で確認できなかったため削除しました。産地の標高を「1,150〜1,800m」「国内で最も高い標高帯」と記載していましたが、一次資料で確認できなかったため削除しました(副題・品種欄の「最高標高帯」も同様です)。「2018年に『カフェ・ディピルト』として原産地呼称を取得」「数少ない法的な産地認証」と記載していましたが、ニカラグア商工省(MIFIC)の2022〜2023年国家計画で確認できたのは原産地呼称があることで、取得年と「数少ない」は確認できなかったため削除しました。「COEで毎年のように上位入賞する常連産地」と記載していましたが、ACEの公式結果で確認できたのはCOEニカラグア2024にヌエバセゴビア産の上位ロットがあることで、毎年の入賞は確認できなかったため、この範囲に改めました。フィンカ・ロス・ピノスの「20世紀初頭から代々経営」「COE上位入賞歴多数」、マラカトゥーラを「バイロン・コラレスが選抜・確立した品種」とした点、カフェトス・デ・セゴビアの「2015年にアルビル・ソトマヨール姉妹が設立」「5つの農園までトレーサビリティ」、ホンジュラス側と「1980年代の内戦期には双方が前線となった」とした点は、いずれも一次資料で確認できなかったため削除しました。

訂正(2026-09-30): 抽出の目安で「SCA(米スペシャルティコーヒー協会)Golden Cup基準」と記載していましたが、SCA(スペシャルティコーヒー協会)は米国のSCAAと欧州のSCAEが2017年に統合した団体で、「Golden Cup」は旧SCAAの名称のため、「SCA(スペシャルティコーヒー協会)家庭用ブリューワー認証の基準」に改めました。比率(55g/L、約1:18、200mlで11g)は変更していません。同日、この基準を示していた2017年の認証要件の文書がSCAのサイトで公開されなくなっていたため、現行の家庭用ブリューワー規格(SCA Standard 310-2021、水1kgに豆55g)の表記にそろえました。

訂正(2026-10-16): 品種欄で「ディピルト・ハラパの冷涼な山岳地帯では、ゆっくりとした成熟が明るい酸とシトラスのニュアンスを育む」、本文で「冷涼な高地の気候はコーヒーチェリーの成熟をゆっくり進め、シトラスやレッドフルーツを思わせる明るい酸味と、フローラルな香りを豆に蓄えます」「同じ国でも産地の標高帯と地質の違いが、酸の明瞭さとボディのバランスに異なる個性を生み出しています」と記載していましたが、標高(気候)と風味の因果を示す一次資料は記事で示していなかったため、削除しました。


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