カトゥーラ(Caturra)
カトゥーラ
パナマ ボルカン
バル火山の裏側、ブランド価格に眠らない実力派
同じチリキ州でもゲイシャで名を馳せたボケテとはバル火山を挟んで反対側。カトゥーラ・カトゥアイが主体の火山灰土壌がチョコレートとナッツの落ち着いた甘みを生み、知名度の割に手が届く価格帯を保っています
ペルー クスコ(ラ・コンベンシオン)
農民運動から生まれた協同組合が守る、マチュピチュ山麓のオーガニック
ペルー南部クスコ県ラ・コンベンシオン郡、標高1,300〜2,200mのアンデス東斜面で栽培されるアラビカ。1969年農地改革を経て1967年設立のCOCLA協同組合が3,500戸超を束ね、オーガニック・フェアトレード認証で欧米市場へ供給する。チョコレート・チェリー・柑橘が調和するフルボディ
コスタリカ トゥリアルバ
活火山の恵みと世界最大級のコーヒー遺伝資源バンク
活火山トゥリアルバの麓、標高500〜1,400mで育つコスタリカ最古参の産地のひとつ。国際農業研究機関CATIEが2,000系統超のコーヒー遺伝資源を守る「生きた種子庫」でもあり、穏やかな酸味とやさしい甘みが特徴のカップに仕上がる
コロンビア トリマ
FARC発祥の地が育てた、紛争後の無農薬コーヒー
コロンビア中西部トリマ県、標高1,200〜2,300m。1964年FARC発祥の地として50年紛争の中心地だったが2016年和平後にASOPEPなど17の生産者協会が誕生、無農薬に近い土壌でカスティージョ・カトゥーラを栽培し柑橘・ダークチョコの複雑なカップを生む国内第3位の産地
タイ ドイチャン
アヘン畑から高地アラビカへ、アカ族が築いた協同組合
タイ北部チェンライ県ドイチャン、アヘン代替作物政策のもとアカ族・リス族が育てたアラビカが標高900〜1,600mで62人の農家協同組合による直接輸出モデルへ成長、ダークチョコレートとキャラメル、オレンジ系シトラスが層をなす東南アジア屈指のスペシャルティ産地
ペルー プーノ
2010年SCAA世界一、コカ畑から生まれ変わった渓谷
ペルー南東部プーノ県サンディア郡、アンデスと熱帯雨林が接する渓谷。標高1,600〜2,000mでティピカ主体のフルウォッシュド、協同組合セコバサが2010年SCAA世界一「トゥンキ」を産んだ。かつてコカ栽培地だった谷がコーヒーで生まれ変わった希少産地
ペルー サンマルティン
生産量国内2位、アルト・マヨが生む温和なチョコとナッツ
ペルー北東部サンマルティン州、標高800〜2,000mのアルト・マヨ高地。国内生産シェア20%を占める第2位の産地で、カトゥーラ・ティピカ・カティモール主体のウォッシュド。協同組合アルト・マヨが1,500名超の小規模農家を束ね、チョコレート・ナッツ・キャラメルの温和な甘みを生む
ボリビア サンタクルス
野生種が導いた新興産地の目覚め
ボリビアコーヒーの95%を担うユンガスの陰で、サンタクルス県サマイパタが新興産地として台頭。標高1,280〜1,390mの山林で発見された野生種ラグニジェロや、低地ブエナビスタの有機小規模農家が、ナチュラル・ハニー精製で個性的な甘みを引き出しています
ニカラグア ヌエバセゴビア
ホンジュラス国境の山岳地帯、COE常連の最高標高帯
ニカラグア最北、ディピルト・ハラパ山系に広がるヌエバセゴビア県はニカラグア国内で最も標高の高いコーヒー産地です。カップ・オブ・エクセレンス常連のフィンカ・ブエノスアイレスや、2018年に原産地呼称を取得したカフェ・ディピルトなど、明るい酸とシトラス感が際立つ高地コーヒーが揃います
エクアドル ピチンチャ
首都キトを望む雲霧林で、退職者や異業種出身者が磨く小規模スペシャルティ
エクアドル中北部ピチンチャ県、標高1,400〜2,000mの雲霧林。ティピカ・カトゥーラ主体、AACRI(Rio Intag)やAAPROCNOPなど小規模組合がウォッシュド精製を軸にチョコレート・キャラメル・柑橘の複雑な風味を作る
ホンジュラス コパン
グアテマラ国境の陰樹栽培が生むチョコレートと柑橘の調和
ホンジュラス西部コパン県、標高1,000〜1,700m。グアテマラ・ウエウエテナンゴと地質を共有する冷涼な高地で、98%が陰樹栽培。カトゥーラ・カトゥアイ・ブルボン・レンピラ種がキャラメルと柑橘の甘い香りを育む
グアテマラ ウエウエテナンゴ
非火山性の高地とフェーン風が生む、ワインのような酸
メキシコ国境の非火山性山脈クチュマタネスに位置するウエウエテナンゴ。メキシコ側から吹く乾いた熱風が霜害を防ぎ、標高2,000m級での栽培を可能にしています。ANACAFEが「上質で強い酸とワインのような風味」と評する、グアテマラで最も標高の高い産地です
ペルー カハマルカ
生産量国内最大22%、アンデス北部の小規模農家が紡ぐ柑橘とフローラル
ペルー北部カハマルカ州、標高1,400〜2,050mのアンデス北部高地。国内生産シェア最大22%を占める最大産地で、カトゥーラ・ティピカ・ブルボン主体のウォッシュド。協同組合APROCASSIが小規模農家を束ね、柑橘・フローラル・アプリコットの清澄な甘みを生む
ソロモン諸島 ガダルカナル
南太平洋の火山高地が育む、チョコとトロピカルの均衡
1900年代初頭にイギリス統治下で根付いたコーヒーが、太平洋きってのスペシャルティ豆へ成長。ガダルカナル高地で1,000人超の小農家が手がけるキングソロモン・コーヒーは、チョコレートとトロピカルフルーツが均衡する穏やかな1杯
マレーシア サバ州
キナバル山麓の霧が育む東南アジア・スペシャルティ・アラビカの最前線
東南アジア最高峰キナバル山(4,095m)の山麓ラナウ高地1,200〜1,500mで育つサバ州産アラビカ。火山性土壌と年中立ちこめる霧がカティモールに熱帯フルーツの甘みとクリーンな余韻を与え、ASEANカッピング大会で2位を獲得した
ジンバブエ 東部高地
土地改革で消えかけた幻——チピンゲとホンデバレーで再生するワイニーなアフリカン・アラビカ
1990年代に年産1.5万トンを誇りながら土地改革で壊滅したジンバブエのコーヒーが、東部高地チピンゲ〜ホンデバレーの標高1,000〜1,300mで復興中。CatimorとSL系を主体に、ベリー様の明るい酸味とワイン・チョコのノートが重なるウォッシュドが特徴です
ネパール グルミ
ヒマラヤの麓で育つ高地アラビカ——ブルボン&ティピカが生む透明感とフローラルな甘み
1938年に栽培が始まったネパール発祥の地グルミ。標高1,000〜1,600mの山岳高地でウォッシュド精製されるブルボン・ティピカ主体のアラビカは、フローラルな香り・ストーンフルーツ・チョコレートの複合が際立つスペシャルティグレードです
ペルー チャンチャマヨ
アンデス東斜面ユンガスが育てる小規模農家のクリーンウォッシュド
ペルー中央部フニン州チャンチャマヨ郡、アンデス東斜面の標高1,300〜1,900m。ティピカ主体のウォッシュドにフェアトレード・オーガニック認証。柑橘・ミルクチョコ・蜂蜜が調和する中央高地の代表産地
コンゴ民主共和国 キブ
紛争を越えて復活した、ヴィルンガの火山が育む復興のコーヒー
ルワンダ国境にまたがるキブ湖周辺の高地で、ブルボン主体に丁寧なフリーウォッシュで仕上げる希少なスペシャルティコーヒーです。1989年のピーク後、内戦とコーヒーさび病で壊滅した産業を、SOPACDIなど協同組合主導で復興させた歴史的ロット。ライム・イチジク・ダークチョコの多層的なカップが特徴です
ボリビア カラナビ
アンデスの斜面ユンガスが育てる小規模農家のクリーンスペシャルティ
ボリビア・ラパス県ユンガス、標高1,200〜2,000mのアンデス東斜面。ティピカ・カトゥーラ・カトゥアイ主体の小規模農家が国内生産の9割超を担う。Agricafe・Sol de la Mañana農園が牽引するスペシャルティ産地
ドミニカ バラオナ
カリブ海の大地が育てた、なめらかな甘みの逸品
ドミニカ共和国最高の産地バラオナ。コルディジェラ山脈の高地で育つ豆は、なめらかなボディ・チョコレート・ナッツ・ほのかな果実感が特徴。カリブ海の島国ならではのマイルドで上品な甘みが魅力の、静かな実力派です
ニカラグア ヒノテガ
中米の新星・シェードグロウンが育む穏やかな甘み
中米ニカラグアの高地で育てられたコーヒーです。ヒノテガ・マタガルパ産のウォッシュドは、ブラウンシュガー・ミルクチョコ・柑橘系の穏やかな酸味が調和したバランス型です。シェードグロウン(木陰栽培)と有機農法が生み出す、クリーンで飲みやすい味わいが特徴です
グアテマラ アンティグア
火山の恵みが育む、中米コーヒーの王道
8つの主要産地を持つグアテマラは、火山性土壌と標高がもたらすコクと甘みが魅力です。アンティグア、ウエウエテナンゴなど各地で個性豊かなロットが生まれる、中米スペシャルティを代表する産地です
コロンビア ウイラ&ナリーニョ
アンデス高地が育む、果実味と甘みの傑作
コロンビア南部の高地産地フイラ・ナリーニョ。赤道直下の太陽と2,000mを超える標高が生み出す、明るい酸味とキャラメルの甘みが絶妙に溶け合うスペシャルティの王道です
コスタリカ タラス
ハニープロセスの聖地、中米の精製革命
ハニープロセスをコーヒー界に広めた国、コスタリカ。ホワイト・イエロー・レッド・ブラックと色で分類されるプロセスが生む、透き通った甘みとクリーンな酸味の絶妙なバランスが魅力です
ホンジュラス マルカラ
中米の隠れた実力派、急成長する高地の恵み
2011年以降輸出量が急増し、中米最大のコーヒー生産国となったホンジュラスです。コパン・マルカラなど各地域で個性の異なる高品質豆を生み出す、いま注目の産地です
台湾 阿里山
高山霧の中で育つ東洋の隠れた逸品
標高1,000〜1,400mの阿里山(アリサン)高地で育つ台湾コーヒーです。ハニープロセスと高山の霧が生む、なめらかな甘みと上品なフローラル感が魅力です