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グアテマラ ウエウエテナンゴのコーヒー|標高1,500〜2,000m・ワインのような風味

メキシコ国境、シエラ・デ・ロス・クチュマタネス山系の産地

ウエウエテナンゴは、グアテマラとメキシコの国境地帯、シエラ・デ・ロス・クチュマタネス山系に位置する産地です。ANACAFEは栽培標高を1,500〜2,000mとし、そのコーヒーを「強い酸味、フルボディ、心地よいワインのような風味」と評しています。代表的な農園、おすすめの焙煎度と淹れ方も紹介します


この記事の要点

  • グアテマラとメキシコの国境地帯、シエラ・デ・ロス・クチュマタネス山系に位置する産地
  • グアテマラの生産者団体ANACAFEは、栽培標高を1,500〜2,000mとしている
  • ANACAFEは、そのコーヒーを「強い酸味、フルボディ、心地よいワインのような風味」と特徴づけている
  • 主な品種はブルボン・カトゥーラで、一部の農園ではパカマラも栽培されている
  • 代表的な農園・生産者団体として、エル・インヘルト農園とASOBAGRI(バリジャス農業協同組合)を紹介

産地情報

産地グアテマラ・ウエウエテナンゴ県/シエラ・デ・ロス・クチュマタネス山系
品種ブルボン種・カトゥーラ種・パカマラ種
標高1,500〜2,000m
味わいワインのような酸・完熟ベリー・ブラウンシュガー・フローラル、フルボディ当サイトの味わいの目安です。公開ロット情報と地域の一般的傾向に基づき、特定ロットの評価や試飲記録ではありません(編集方針)。

品種情報

アラビカ種Coffea arabica最高品質

品種:ブルボン種・カトゥーラ種・パカマラ種

ウエウエテナンゴでは小規模農家の多くがブルボン・カトゥーラを在来品種として栽培し、一部の名門農園ではパカスとマラゴジッペの交配種パカマラも育てられている

  • ANACAFEの記載による栽培標高1,500〜2,000m
  • ANACAFEが「強い酸味、フルボディ、心地よいワインのような風味」と評する産地

ウエウエテナンゴコーヒーとは

ウエウエテナンゴは、グアテマラとメキシコの国境地帯、シエラ・デ・ロス・クチュマタネス山系の奥深くに位置する産地です。

グアテマラの生産者団体ANACAFE(Asociación Nacional del Café)は、ウエウエテナンゴの栽培標高を1,500〜2,000mとしています(標高と品質の関係は標高とコーヒーの味の関係で扱っています)。

ANACAFEは、ウエウエテナンゴのコーヒーを「強い酸味、フルボディ、心地よいワインのような風味」と特徴づけています。酸味を構成する有機酸の種類はコーヒーの酸味は何でできているかで整理しています。

姉妹記事として、火山性土壌が特徴のグアテマラ アンティグアもご覧ください。同じグアテマラの中で産地ごとの違いを比べられます。活火山フエゴの近くに広がるグアテマラ アカテナンゴのナチュラル精製とも飲み比べてみてください。


代表的な産地・農園

代表的な農園

  • エル・インヘルト農園Finca El Injerto
    📍 グアテマラ・ウエウエテナンゴ県ラ・リベルタ⛰️ 1,500〜1,920m

    1874年に土地を取得し、1900年にコーヒー生産を開始したアギーレ家の農園。農園の公式サイトによれば、現在は同家の3代目と4代目が運営し、在来樹種による25ha超の再植林を行っている。同サイトは自らをグアテマラ初のCO2ニュートラル認証農園と公表している。パカマラ種のロットで国際的に高い評価を得る

  • ASOBAGRI(バリジャス農業協同組合)Asociación Barillense de Agricultores
    📍 グアテマラ・ウエウエテナンゴ県サンタクルス・バリジャス

    1989年にマヤ系の小規模農家20戸で設立、現在は80のコミュニティ・1,400戸以上の生産者が加盟。フェアトレード・オーガニック・バードフレンドリー認証を取得し、女性生産者支援プログラム「カフェ・デ・ムヘレス」も展開


精製方法

精製方法

💧

ウォッシュド

Washed / Wet Process

1
収穫→
2
果肉除去→
3
水洗い・発酵→
4
乾燥→
5
脱穀
ボディ
2/5
クリアさ
5/5
発酵感
2/5

豆本来の味が際立つクリーンカップ。明るい酸味とクリアな風味が特徴


フレーバーチャート

フレーバーチャート

酸味苦味甘みコク香り
酸味
苦味
甘み
コク
香り

公開ロット情報と地域の一般的傾向に基づく編集上の目安です。特定ロットの評価や試飲記録ではありません(編集方針)。


おすすめの焙煎度

おすすめの焙煎度

ライト焙煎深煎り

ミディアム ロースト


ポジショニングマップ

ポジショニングマップ

苦味酸味コク軽いグアテマラ ウエウエテナンゴグアテマラ アンティグアエチオピア イルガチェフェインドネシア マンデリンG1ベトナム ロブスタブラジル サントスNo.2

淹れ方のポイント

  • お湯の温度:88〜92℃(酸とワインのようなニュアンスを明瞭に引き出す)
  • 挽き目:中細挽き
  • 抽出方法:ペーパードリップ。浅め〜中煎りでベリー系の酸とフローラルさが際立つ
  • 豆の量:11〜13g / 200ml(11g → フローラルで軽やかな酸、13g → ワインのような凝縮感とブラウンシュガーの甘み)

📏 基準のエビデンス

  • 豆の量:SCA(スペシャルティコーヒー協会)家庭用ブリューワー規格(SCA Standard 310)の目安 55g/kg(約1:18、200mlで11g)/日本式 1:14〜1:16(200mlで12〜14g)。本ブログは焙煎度別に世界寄りの中間値を採用
  • お湯の温度:SCA基準 90〜96℃(93℃±3)/日本式は焙煎度に応じて低めを好む(特に深煎り82〜85℃)。本ブログは焙煎度別に世界+日本式の折衷を採用
  • 出典:SCA Coffee Standards / Specialty Coffee Association

訂正(2026-09-29): クチュマタネス山系を「非火山性山脈としてはグアテマラ最高峰」と記載していましたが、CIAの公開資料ではグアテマラの最高峰はタフムルコ山でした。この記述を削除しました。あわせて、クチュマタネス山系を「中米最大の高原地帯」「非火山性」とした記述と、「テワンテペック平原から吹き込む乾いた熱風(フェーン現象)が霜害を防ぎ、2,000m級の栽培を可能にしている」という因果の説明は、一次資料で確認できなかったため削除しました(この説明にもとづく「山系特有の乾いた空気が果実味を凝縮させ、他のグアテマラ産地よりも際立った酸を生む」という記述も削除しました)。ウエウエテナンゴを「グアテマラで最も標高の高い産地」「8大産地の中で最も高い水準」と記載していましたが、ANACAFEの2023年カタログで確認できたのは栽培標高1,500〜2,000mで、産地間の順位は確認できなかったため削除しました。「一部農園は2,000m超」も同資料で確認できなかったため削除し、標高を1,500〜2,000mに改めました。ANACAFEの評価を「上質で強い酸とワインのような風味」「上質で強い酸とフルボディ、心地よいワインのような風味」と記載していましたが、同カタログの表現は「強い酸味、フルボディ、心地よいワインのような風味」でした。記事内の引用をこの表現に揃えました。エル・インヘルト農園を「1874年創業」と記載していましたが、農園公式の沿革では1874年に土地を取得し、1900年にコーヒー生産を開始していました。この内容に改めました。同農園の「アギーレ家が4代にわたり経営」「2017年にグアテマラ初のカーボンニュートラル認証」「グアテマラ カップ・オブ・エクセレンス 最多優勝農園」は、一次資料で確認できなかったため削除しました。「チョフスニル生産者協同組合(Asociación Chorusnil)」の名称と、協同組合欄の標高「1,300〜1,800m」は一次資料で確認できなかったため削除しました(チョフスニルの項目を外し、ASOBAGRIの標高表記を外しました)。パカマラを「ブルボンとマラゴジッペの交配種」と記載していましたが、World Coffee Researchではパカス×マラゴジッペでした。「パカスとマラゴジッペの交配種」に改めました。追加の照合で、エル・インヘルト農園の公式サイトの沿革ページ(The Farm)に、同農園をアギーレ家の3代目と4代目が運営していると記載されていることを確認しました。また、同サイトの認証ページ(Certifications)では、同農園をグアテマラ初のCO2ニュートラル認証農園と自ら公表していました。このため、紹介欄の「カーボンニュートラル認証を取得」を、農園の公表であることを明記して「3代目と4代目が運営」「グアテマラ初のCO2ニュートラル認証農園と公表」に改めました(先の訂正で削除した「2017年」の認証年は、引き続き確認できていないため記載していません)。「敷地の半分以上を原生林として保護」と記載していましたが、同サイトのサステナビリティページで確認できたのは在来樹種による25ha超の再植林で、敷地に占める原生林の割合は確認できなかったため、原生林保護の記述を削除し、農園の公表として再植林の記述に改めました。

訂正(2026-09-30): 抽出の目安で「SCA(米スペシャルティコーヒー協会)Golden Cup基準」と記載していましたが、SCA(スペシャルティコーヒー協会)は米国のSCAAと欧州のSCAEが2017年に統合した団体で、「Golden Cup」は旧SCAAの名称のため、「SCA(スペシャルティコーヒー協会)家庭用ブリューワー認証の基準」に改めました。比率(55g/L、約1:18、200mlで11g)は変更していません。同日、この基準を示していた2017年の認証要件の文書がSCAのサイトで公開されなくなっていたため、現行の家庭用ブリューワー規格(SCA Standard 310-2021、水1kgに豆55g)の表記にそろえました。

訂正(2026-10-16): 姉妹記事の案内で「活火山フエゴの灰が育む(グアテマラ アカテナンゴ)」と記載していましたが、火山(火山灰・火山性土壌)と風味の因果を示す一次資料は確認できなかったため、「活火山フエゴの近くに広がる」に改めました。


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