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Brazil

ブラジルのコーヒー完全ガイド

USDA FASの推計で世界最大の生産国。ナッツ・チョコレートの風味で語られることが多い

訂正(2026-10-14): 説明文で「ナッツ・チョコレートの風味と低酸味が特徴」と記載していましたが、出典が販売店などの説明にとどまり、低酸味を国全体の特徴とする一次資料も確認できなかったため改めました(国別ページ「ブラジル」の訂正に合わせました)。

7記事|約378万トン(世界第1位・全生産量の約35%・2025/26年、USDA FAS推計)|標高 産地により異なる(国全体の範囲は一次資料で未確認)。セラード・ミネイロ連盟の説明では原産地呼称の条件が標高800m以上、シャパーダ・ジアマンチーナの仕様書では原則850m以上

産地の概要

生産量約378万トン(世界第1位・全生産量の約35%・2025/26年、USDA FAS推計)
主な標高産地により異なる(国全体の範囲は一次資料で未確認)。セラード・ミネイロ連盟の説明では原産地呼称の条件が標高800m以上、シャパーダ・ジアマンチーナの仕様書では原則850m以上
気候・収穫セラード・ミネイロは、ミナスジェライス州の55市にまたがる原産地呼称の産地(ブラジル産業財産庁〈INPI〉)
主要産地
  • ミナスジェライス州(セラード・ミネイロ、スルデミナス)
  • アルタ・モジアナ(サンパウロ州・ミナスジェライス州)
  • バイア州(シャパーダ・ジアマンチーナ)
  • エスピリトサント州(コニロン)

フレーバーの特徴

ダークチョコレート・アーモンド・キャラメルを思わせる風味で語られることが多い産地です(販売店などの説明)。2018年の研究(Scientific Reports)では、比較した6産地の浅煎りの抽出液のうち、ブラジル産のpHが最も高い(酸性度が最も低い)値でした。1点ずつの試料の結果で、産地全体の傾向を示すものではありません

チョコレートアーモンドキャラメルナッツ

品種・精製方法

主な品種

  • カトゥアイ(Catuai。カンピーナス農業研究所が育成)
  • ムンド・ノーボ(Mundo Novo。1943年にブラジルで発見)
  • コニロン(Conilon。カネフォラ種)

精製方法

  • ナチュラル
  • パルプドナチュラル(セミウォッシュド)
  • ウォッシュド(一部)

銘柄・産地別の記事 (7件)

よくある質問

ブラジルのコーヒーは酸味が少ないのですか?
一般にそう語られますが、国全体の傾向を示す一次資料は確認できていません。2018年の研究(Scientific Reports)では、比較した6産地の浅煎りの抽出液のうち、ブラジル産のpHが5.10で最も高く(酸性度が最も低く)、エチオピア・アルディ産が4.85で最も低い値でした。1点ずつの試料の結果です。(2026-10-14訂正:質問を「なぜ酸味が少ないのですか?」とし、「標高が低く(500〜1,300m)、ナチュラル精製が主流なため、クエン酸・リンゴ酸が少ない」「標高が低い分、豆の密度も低く柔らかな口当たりになります」と記載していましたが、国全体の標高範囲と精製の比率、酸の量と標高・密度との関係は一次資料で確認できなかったため改めました。コーヒー豆の硬さと密度の解説記事の訂正に合わせています)
サントスNo.2とセラード・ミネイロの違いは?
サントスNo.2は、サントス港から輸出されるブラジル産コーヒーの格付けで、No.2(タイプ2)は、300gの試料の欠点を種類ごとに換算した数(欠点換算数)が4に当たるものです(ブラジル農牧供給省〈MAPA〉の2003年の規則 IN No. 8)。セラード・ミネイロは、2013年に原産地呼称(DO)として登録された産地です(ブラジル産業財産庁〈INPI〉)。セラード・ミネイロ連盟の説明では、DOの条件にアラビカ種・標高800m以上・80点以上の品質基準が含まれます。(2026-09-29訂正:「ブラジル初の原産地呼称」と記載していましたが、一次資料で確認できなかったため、ブラジル産業財産庁〈INPI〉の記録で確認できた登録年に改めました。2026-10-14訂正:サントスNo.2を「標準品質のブレンド総称」、セラード・ミネイロを「イエロー・ブルボンを乾燥した内陸気候でナチュラル精製した、より複雑な風味が特徴」と記載していましたが、MAPAの規則ではNo.2は格付けで、セラード・ミネイロ連盟が説明するDOの条件にも品種や精製方法は含まれていないため改めました。2026-10-16訂正:No.2を「欠点を点数に換算して300gの試料中4点以内のもの」と記載していましたが、MAPAの規則の表では欠点換算数4がタイプ2に当たり、別の列にある「ポイント」と紛らわしいため改めました)

訂正(2026-10-14): 標高を「500〜1,300m(他産地より低め)」と記載していましたが、国全体の標高範囲と他産地との比較は一次資料で確認できず、エスピリトサント州のコニロンはそれより低地でも栽培されるため、セラード・ミネイロ連盟の説明とシャパーダ・ジアマンチーナの仕様書で確認できる値に改めました。気候の「亜熱帯〜熱帯性。乾季(5〜9月)に収穫・乾燥」は一次資料で確認できなかったため外しました。主な産地の「サンパウロ州・モジアナ地区」は、アルタ・モジアナがサンパウロ州とミナスジェライス州にまたがるため改め(正確な範囲は確認できていません)、エスピリトサント州を加えました。主な品種の「パカマラ」「ゲイシャ(近年増加)」はブラジルの主要品種とする一次資料を確認できず、「ブルボン」「イエロー・ブルボン」は品種ページ「イエローブルボン」の訂正で由来と産地の評価を未確認としたため外し、コニロンを加えました。精製方法の「ナチュラル(日照乾燥・主流)」の「主流」と、風味の「ナチュラル精製の長期乾燥が凝縮した甘みを生む」「ブレンドベースとして世界で最も多く使われる産地」は、精製の比率と精製・風味の因果、使用量の順位を一次資料で確認できなかったため外しました(ブラジルの記事の2026-10-11の訂正に合わせました)。タグの「バニラ」「ウィスキー」は出典がないため外しました。FAQの「ブラジルのコーヒーはエスプレッソに向いていますか?」(「イタリアの多くのエスプレッソブレンドにブラジル豆が使われる」「中深煎りで真価を発揮します」)は、一次資料で確認できなかったため削除しました。

参考文献・情報ソース

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